便利なはずの都会で、
心がすり減っていく人が増えている。
疲れを感じながらも日々をこなす。
本音を押し込み無理を続ける。
これは、特別な誰かの話ではなく、
この街で生きる多くの人の現実。
便利なはずの都会で
なぜ、こんなにも疲れを感じるのか。
それは誰かが怠けているからでも、
頑張りが足りないからでもありません。
ただ「人として健やかに過ごすには合っていないリズム」の中に、
私たちは長く身を置いているのです。
都会には静けさがありません。
音も光も、どこか落ち着く間もなく流れ続けます。
副交感神経がまともに働く暇がないまま、一日が終わる。
人と会って仕事をして、スマホを見て寝るだけ。
それを繰り返しているうちに、ふと「自分の感覚」が分からなくなることがあります。
駅でもオフィスでもカフェでも、
たくさんの人がいるのに誰ともつながっていないような感覚。
SNSでつながっているはずなのに、なぜかもっと孤独になる。
本当に必要なのは、
通知でも言葉でもなく
ぬくもりや安心かもしれません。
頑張り続けることが美徳とされる今、
「休みたい」と言うのは、わがままのように感じてしまう。
けれど休むことは甘えではないし、
それは自分を取り戻すために必要な時間です。
私達のサロンでは、
この「都会で失われがちな感覚」を少しずつ取り戻せるように、空間を整えています。
ただ施術をするだけではなく、
安心して深呼吸できる心の余白を感じられるように。
何かを得るより
何も求められない時間が
人を癒すのだと思っています。
もし今、
言葉にできない疲れを感じていたら
それは弱さではなく、
この街に強すぎる刺激が多いだけかもしれません。
ちょっと立ち止まりたくなったとき、
思い出してもらえるような場所でありたいと心から思っています。
中央区・佃のプライベートサロンSIESTA