実は最近、
大切にしていたワンちゃんを見送りました。
一緒に過ごした日々が、当たり前すぎるくらい日常に溶け込んでいて
いなくなってから、ふとした瞬間にぽっかり心に穴があいて。
お仕事はあるしやることは山ほどあるのに、
ふと気が抜けると、心だけが取り残されている。
そんな中で助けてくれたのは「瞑想」。
なにかを求めたわけでもなく、
ただ静かに呼吸に意識を向ける時間。
瞑想は「無」になろうとするものではなく、
ただ「今ここにある感覚」を淡々と見つめる時間。
心が乱れていても、考えごとが止まらなくても大丈夫。
ただ、呼吸を感じる。
「なにかにならなくてもいい」自分でいられる。
世の中では「瞑想=修行」というイメージが根強くありますが、
私にとって瞑想は、がんばることから離れられる静かな居場所。
誰かに見せるものではなく、
何かを達成するための行為でもなく、
「ただ、心と身体を整えるための行為」。
忙しさのなかで置き去りになっていた自分に
そっと手を差し伸べる
とてもささやかな習慣。
もし心が今どこかで疲れていたら。
ほんの数分でも、
呼吸に意識を向けてみる時間をもってみてください。
瞑想は、「頑張る人」のためのものではなく、
「頑張れない日」がある人のために、
そっと寄り添うものなのだと思います。