最近、首や肩のこりを訴える方がとても増えています。
でも触ってみると、筋肉そのものが原因というよりも、
背骨の際にある「脊柱起立筋」が棒のように張っていて、
背中全体がずっと緊張状態のままになっている方が多いんです。
この状態では、呼吸も浅くなりやすく、
夜になっても体が休息モードに切り替わりにくい。
結果的に眠りの質が下がったり、朝まで疲れが残ったりしてしまいます。
そして、そういう方に共通しているのが──
「湯船に浸かっていない」という習慣。
忙しい日々の中でついシャワーだけで済ませてしまう気持ち、よくわかります。
でも実は、お風呂はただ体を温めるだけじゃないんです。
湯船に浸かったとき「ふー」っと息が抜けるような感覚、ありませんか?
あれは体が無意識に入れていた緊張を、ゆっくりほどいているサイン。
外に向けて構えていた心身が、ようやく内側に戻ってこれたという感覚です。
それは交感神経(戦う・頑張るモード)から、
副交感神経(休む・回復モード)への切り替えが起きているということ。
つまり、お風呂は自律神経のバランスを整える日常のセラピーでもあるんです。
毎日じゃなくても構いません。
3日に1度、10分でも。
スマホを手放して、静かに湯船に身を預けてみてください。
その時間は、心と体がつながり直す大切な時間になります。
「ちゃんと休めてるつもりなのに、なんだか疲れが抜けない」
そんなときはお風呂という原点に立ち返ってみてくださいね。
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