温かい光に包まれ、
足先からじんわりとぬくもりが広がっていく。
指先が静かにラインをなぞり、
ひと押しごとに心の奥のこわばりがほどけていく。
足裏を整えることは、
自分の中心を取り戻す小さな儀式。
終わるころには呼吸が深まり、
体の重心がすとんと下に降りていくのを感じます。
足裏の反射区は、
内臓や神経の働きを映す鏡。
60を超える反射区が全身とつながり、
やさしく刺激するだけで血流と神経の巡りが整いはじめます。
たとえば、
土踏まずは胃腸のエリア | 呼吸を深くし、安心感を支える場所。 |
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かかとは腎(体の根)のエリア | 腎の働きを支える場所であり、体を温め生命力を蓄える土台。 |
親指は脳と心のエリア | 思考や感情の反射区にあたる場所で、 考えすぎや頭のこわばりをゆるめ、静かな意識へと導きます。 |
東洋では「足は腎に通ず」と言われ、
足を温めることは『生きる力』を整えることとされています。
足裏のケアは単なる疲労回復ではなく、
体の根を養う「季節の整え」なのです。
自然界が鎮まりゆくこの時期、
体もまた内側へとエネルギーを戻していきます。
いまのうちに巡りを整えておくことで、
冬に起こりやすい冷えやこわばりがやわらぎ、
心も体も軽やかなまま次の季節を迎えることができます。
秋のリフレクソロジーは、
流れを作るよりも深く沈むためのケア。
上に集まったエネルギーをゆっくり下へ降ろし、
体が地に根を張るように
静けさを取り戻していきます。
足裏から整う感覚を、
さらに深めてくれるのが香りです。
秋におすすめなのは、
心を鎮めながら体をあたためるブレンド。
SIESTAでは、
その日の体と心に合わせて香りを選びます。
シダーウッド × フランキンセンス × オレンジ
木々の香りとやさしい甘さが溶け合うブレンド。
頭の中のざわめきが静まり、呼吸が自然と深くなる。
グローブ × ローズマリー × ゼラニウム
秋特有の冷えやだるさを感じるときに。
血の巡りを促しながら心の芯をやわらかく温めます。
ユーカリ × ラベンダー × グレープフルーツ
空気が澄んでいく秋にぴったり。
体内にこもった熱や緊張をゆるめ、
思考と感情の間に静かなスペースをつくります。
香りは「気分で選ぶもの」ではなく、
その日その瞬間の
流れに寄り添うもの。
足裏の反射区と香りの呼吸が重なりあうとき、
体の奥で眠っていた静けさが目を覚まします。
外の世界が静まるように
私たちの体もまた、
内に向かう季節です。
足裏から整えるということは、
冬を迎えるための心の準備でもあります。
今日も私たちの足が大地に触れ、
安心して立てるように…
SIESTAでお待ちしております。
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