柔軟性は「伸ばす」だけでなく「作る」もの

2026年08月09日 17:32

柔軟性が必要なのは、単に「前屈ができる」「体が柔らかい」というためではありません。

柔軟性は、簡単にいえば、関節を必要な範囲まで動かせることに関わっています。

歩く、しゃがむ、腕を上げる、振り向く。

こうした日常の動作でも、関節のまわりにある筋肉や腱などが、動きに合わせて伸びたり縮んだりしています。

柔軟性が低くなって動かせる範囲が狭くなると、本来動くはずの場所を別の場所で補うことになります。

するとある動作がしにくかったり、余計な力を使うことになります。

かといって体は柔らかければ柔らかいほど良いわけでもありません。

関節には安定性も必要です。

180度開脚できるほどの柔らかさではなく、自分の生活に必要な範囲を、無理なく動かせること。

柔軟性を考えるうえでは、まずここが大切です。

柔軟性とストレッチ


体を柔らかくしたいと思った時、最初に思い浮かべるのはストレッチではないでしょうか。

ストレッチは、柔軟性を保つために大切な習慣です。

ただ、柔軟性に関わっているのは筋肉だけではありません。

腱や靱帯など、体を支える組織も深く関わっています。

腱や靱帯にはコラーゲンが多く含まれており、こうした組織も毎日の食事から摂った栄養をもとに作られています。

つまり柔軟性には、「伸ばすこと」と「体を作ること」の両方が関係しています。

水分


筋肉は約75%が水分でできています。

夏は汗をかくことで、水分だけでなくナトリウムやカリウムなどの電解質も失われます。

また、寝ている間にも汗をかくため、朝には水分が不足していることもあります。

水分や電解質が不足すると、筋肉が動きにくくなったり、足がつりやすくなったりする原因の一つになることがあります。

朝起きたらコップ一杯の水を飲んだり、たくさん汗をかいた日は、水分だけでなく食事から電解質を補うことも大切です。

みそ汁や梅干し、バナナなどは、普段の食事にも取り入れやすい食品です。

ミネラルとマグネシウム


ミネラルは体を作ったり、体の働きを調整したりするために必要な栄養素です。

カルシウム、鉄、カリウムなどさまざまな種類がありますが、

その中でも筋肉の働きに関係しているものの一つがマグネシウムです。

マグネシウムは筋肉が縮んだり、
ゆるんだりする働きに関わっています。

不足すると筋肉のけいれんや、
足がつりやすくなる原因の一つになることがあります。

ナッツ類や大豆製品、海藻、ほうれん草などに含まれているため、

アーモンドを間食にしたり、
納豆や冷奴を一品加えたりと、毎日の食事にも取り入れやすい栄養素です。

糖化(AGEs)と柔軟性


近年は、糖化と柔軟性の関係も研究されています。

糖化とは、体内で糖とたんぱく質が結びつく反応のことで、その過程でAGEs(終末糖化産物)が作られます。

AGEsは、先ほど出てきたコラーゲンにも影響を与えます。

コラーゲン同士の間に「架橋」と呼ばれる結びつきが増えることで、組織の性質が変化し、腱や靱帯などのしなやかさにも影響することが研究されています。

糖化というと、肌の老化との関係で聞いたことがある方もいるかもしれません。

しかし、コラーゲンは皮膚だけにあるものではありません。

腱や靱帯などにも多く含まれているため、
近年ではこうした組織とAGEsの関係についても研究が進められています。

もちろん、甘いものを食べたからすぐに体が硬くなるという話ではありません。


柔軟性には、運動習慣や年齢、関節の状態など多くの要素が関係しています。

その中の一つとして、体を作っている組織そのものの状態にも目が向けられるようになっています。

まとめ



ストレッチは、柔軟性を保つための大切な習慣です。

その一方で、私たちが伸ばしている筋肉や腱、靱帯も、毎日の水分や食事をもとに維持されています。

体を伸ばすことと、体を作ること。

柔軟性を考える時には、その両方に目を向けることが大切です。

SIESTAでは
首肩・背中・脚・頭・顔まわりまで、
その日の体の状態を見ながら
全身を整えていきます。

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