夏バテの原因は内臓の冷え?糖分と冷たい飲み物に注意

2025年08月05日 12:05

汗をかく季節。なのに、だるい。むくむ。


そろそろ本格的な夏へ。


体は汗をかいているはずなのに、なんとなくだるい。


食欲もわかないし、足もむくみがち。


そんな時、私たちは「水分が足りないのかな」と思って

冷たい飲み物やスポーツドリンクを手に取りますよね。


でも実はその選び方が、
かえって体の深い部分を疲れさせているかもしれません。

 冷たい+甘い飲み物が内臓を冷やす



スポーツドリンクには糖分がしっかり含まれていて、

しかもキンキンに冷えていることがほとんど。


もちろん、熱中症予防には大切な場面もあります。


でも、日常的にたくさん飲んでしまうと…


体の内側──特に「胃腸」が冷えてしまいます。


胃腸は本来、食べ物を温め、消化する“火”のような働きを担う場所。


そこに冷たくて甘いものが頻繁に流れ込んでくると、

火が消えてしまったかのように、働きが鈍くなってしまうのです。


するとどうなるかというと…

・食欲が落ちる

・なんとなくお腹が張る

・疲れが抜けない

・足がだるく、むくみやすくなる

これが、いわゆる「夏バテ」の正体のひとつ。

外の暑さとは裏腹に、内側は冷えて弱っている。


まるでぬるい湯船で冷房を浴びているような、アンバランスな状態です。

🌿東洋医学の視点から見る「内臓の冷え」



東洋医学では、脾(ひ)=消化吸収を担う臓器が、

湿気や冷えに弱いとされています。


夏は外気の湿度に加え、飲食物の影響で体内にも湿が溜まりやすい季節。

脾が弱ると水分代謝がうまくいかなくなり、

→むくみ
→重だるさ
→気力の低下

などが起きやすくなります。



🌿じゃあ、どうしたらいいの?


「冷たいものを絶対に飲まないで」ではなく、

選び方とタイミングを少し工夫するだけで、体はちゃんと整っていきます。

たとえば…

☑ 冷たい飲み物は、外で汗をかいた直後などに限定

☑ 普段の水分補給は、常温〜少し温かい白湯やハーブティーで

☑ 食事は火を通した野菜や雑炊、味噌汁など内側から温めるものを

☑ 甘味が欲しい時は、果物や甘酒など“自然な甘さ”でバランスをとる

「冷たいものが心地いい」と感じるのは、

体が暑さに必死に対抗しているサインでもあります。


でも本当に助けてほしいのは、内側の小さな臓器たち。


そこに静かに寄り添ってあげることが、
夏の体を整えるいちばん優しい方法かもしれません。


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