つらい時は腰を伸ばしたり、腰まわりを揉んだりすることが多いと思います。
しかし、長く続く痛みや違和感では、腰を直接触っても、なかなか変化を感じられないことがあります。
そんなときは、腰から少し離れた場所に目を向けてみるのも一つの方法です。
今回触れるのは、耳の後ろから後頭部にかけての筋肉です。
2009年に行われた研究では、
後頭部の筋肉にゆっくり圧を加えたあと、
もも裏の柔軟性に変化が見られました。
また
2021年に
健康な成人80名を対象にした研究でも、
足首の動く範囲やバランスに変化が
報告されています。
これは、足裏の反射区のように、特定の場所が腰や脚に対応しているという考え方とは少し異なります。
後頭部から背中、骨盤、脚へと続く筋肉や筋膜のつながりに加え、
刺激を受けたときに
体の位置や動きを調整する神経の働きなどが
関係している可能性があります。
これらは、腰痛への効果を直接調べた研究ではありません。
後頭部を触れば、腰痛が治るという意味でもありません。
ただ、体の動きは、
つらさを感じている一か所だけで作られているわけではなく、
離れた場所への刺激によって、
腰や脚の動かしやすさが変わることはあります。
研究で行われた手技と同じではありませんが、
セルフケアとして試す場合は、
まず仰向けになります。
耳の後ろから後頭部のくぼみに
指の腹を軽く当て、
強く押し込まず、
小さな円を描くようにゆっくり触れていきます。
そのまま片方の膝を立て、
股関節を小さく回します。
股関節を中心に、
膝や足首も自然についてくるように、
動かしやすい方向へ
ゆっくり動かしてみてください。
首をひねったり、
勢いをつけたりする必要はありません。
私自身もこの方法を続けることで、
長年感じていた腰や背中のつらさが
気にならなくなりました。
すべての方に同じ変化が起こるわけではありませんが、
いつものセルフケアでは
あまり変化を感じられないときは、
このように腰とは違う場所から
体を動かしてみる方法もあります。
※強い痛みがある場合や、動かすことで痛みが増す場合は行わないでください。しびれ、脱力、めまい、吐き気などが出た場合は中止し、医療機関へご相談ください。
SIESTAでは
首肩・背中・脚・頭・顔まわりまで、
その日の体の状態を見ながら
全身を整えていきます。
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